Profile


秋場 敬浩

 秋場敬浩は、非凡なるヴィルトゥオジティ、響きの多彩さ、素晴らしい自己抑制力、良質な趣向と芸術性といった、コンサート・ピアニストに要求される資質を幅広く有している。彼は常に作曲者の意図へと浸透すべく努めており、作品の構想に対するコンセプトを構築しつつ、独自の精彩あるインタープリテーションを探求し、見出しているのである。

ヴィクトル・ブーニン
ピアニスト(サムイル・フェインベルク最晩年の高弟)
ロシア功労芸術家


 1984年横浜市生まれ。2003年に東京藝術大学音楽学部器楽科ピアノ専攻に入学し、2007年に同大を首席で卒業。学内にてアリアドネ・ムジカ賞、安宅賞、アカンサス音楽賞、同声会賞受賞。その後、同大学院音楽研究科に進み、2015年に博士後期課程修了。ソヴィエト楽壇を代表するピアニスト、作曲家、教育者であるサムイル・フェインベルクを研究主題としたリサイタルおよび論文をもって博士号(音楽)取得。大学院在籍中にロシアに渡り、国立チャイコフスキー記念モスクワ音楽院に留学。2011年7月に同音楽院をデュプロマを得て修了。

2013年、第2回コミタス国際音楽祭コンクール第1位。2015年5月、アルメニア共和国政府ディアスポラ総務省の招きにより、イェレヴァンにてアルメニア人ジェノサイド100周年記念リサイタルを行う。リサイタルでは、伝説的ソプラノ歌手アラクス・マンスリャン女史をゲストに迎えての全アルメニア作品プログラムを披露し、高い評価を受ける。同時に、アルメニア国立コミタス弦楽四重奏団創立90周年記念リサイタルに客演し、シューマンのピアノ五重奏曲を共演。同年9月、「アルメニア音楽芸術への貢献」に対し、アルメニア共和国政府ディアスポラ担当大臣フラヌシュ・ハコビャン閣下より名誉表彰状を授与される。

このほか、日本各地はもとより、ロシア、アルメニア、エストニアの主要都市でリサイタルを行うほか、東京のオペラの森2008(東京・春・音楽祭)、エイヴェレ国際ピアノ・フェスティヴァル(2016年、エストニア)、コミタス国際カンファレンス&フェスティヴァル(アルメニア、2016)、軽井沢国際音楽祭2017などで演奏を行い、好評を博す。また、藝大フィルハーモニア管弦楽団、アンサンブル・ノーヴァ、アンサンブル・フラン、愛知室内オーケストラなどのオーケストラとモーツァルト、ベートーヴェン、グリーグ、ラフマニノフ、ショスタコーヴィチ、ハチャトゥリャン、クラミのピアノ協奏曲を共演。室内楽および声楽の分野にも積極的に取り組み、横川晴児(cl)、小林美恵(vn)、アナスタシア・チェボタリョーワ(vn)、カレン・シャーガルジャン(vn)、林美智子(mez)、アラクス・マンスリャン(sop)など諸氏、プリマ・ヴィスタ弦楽四重奏団、アルメニア国立コミタス弦楽四重奏団をはじめとした国内外第一線のアーティストと共演を重ねる。

これまでに峯村操、西川秀人、渡邊健二、原田英代、アナヒト・ネルセシャン、ミハイル・オレーネフ、ヴィクトル・ブーニン、ヴィクトル・メルジャーノフの各氏に師事。

現在、東京藝術大学音楽学部ピアノ科非常勤講師。

 



 Takahiro AKIBA

 Born in Yokohama, Japan (March 6, 1984), started his formal music study at the age of 9, with Misao Minemura. In 2003-07, Akiba studied piano at the faculty of music of the Tokyo University of the Arts (TUA) and graduated from the university with the top honors and 4 special prizes. In 2007-09, he continued his studies in the postgraduate course of TUA with Professor Kenji Watanabe and received master’s degree (M.M.). He has repeatedly participated in the master classes of Vladimir Tropp (‘2003-08) and Victor Merzhanov (‘2004-05).


 In 2009-2011, he improved his skilles at the Moscow P.I. Tchaikovsky Conservatory under prof. Mikhail Olenev and prof. Viktor Merzhanov. And also he had lessons with Hideyo Harada in Japan, Victor Bunin in Moscow and Anahit Nersesyan in Yerevan, Armenia.


 Takahiro Akiba was awarded 2nd prize in the 5th International Chopin Piano Competition in Asia (Tokyo) in 2004 and 1st prize in the 2nd Komitas International Music Competition (Germany) in 2013.


 He has held recitals and performed with orchestras in Japan, Russia and Estonia. And also, he has given concerts at several international music festivals, including “Tokyo Opera-Nomori Festival 2008” (Artistic director: Seiji Ozawa) and “S.E. Feinberg Music Festival 2010” in Moscow. Through his numerous activities, he has been gaining a reputation for his inspired balance between energy and lyricism, especially in the works of Sergei Rachmaninoff, Arno Babadzhanyan and Samuil Feinberg. His repertoire also includes works by Estonian and Armenian composers.
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Feat.CM / Script by 帰宅する部活